日曜日に息子が結婚しました。といっても、婚姻届は先月提出済みですし、新居にも入居済みなので、実質的な新生活は既に始っていますが、やはり結婚式はひとつの節目になります。
親族だけということで、余興はなし、スピーチも最低限、お色直しも一回だけでしたので、新郎新婦も一緒に食事を楽しみながら、両家の親睦を深めることができました。
私の時代の結婚式は、まだ親が色々と準備や手配をしていて、「家」が主体の結婚式でしたので、近所の人や会社関係と友人にも出席してもらって、「嫁入り」を社会に発表する場でした。来賓のスピーチや余興などで食事もゆっくり出来ないし、全員と話をするのは不可能です。もちろん、新しい家庭を作り、地域や社会に溶け込んでいかなければいけないので、それなりの意味はありますが、どうしても形式的な行事で終わってしまいます。
でも今回の子どもが準備してくれた親族だけの披露宴は、子どもから親への恩返しと云うべきものでした。子どもが今まで育ててくれた親族への感謝としてこの席を準備してくれたかと思うと、目頭が熱くなりました。両家の親・祖父母そして兄弟や従兄弟が一堂に会する機会は他には無いので、このたびゆっくりお話し出来たことは、結婚する二人だけではなく両家の今後の付き合いの上でとても良いことだったと思います。
結婚式と披露宴を自分達で企画・交渉・手配などをして、親族への連絡や両家間の調整など大変だったと思いますが、この経験は絶対に息子達の為になると思います。
最近は式や披露宴の費用を生活用品や旅行のためにまわして、式や披露宴をしなかったり、リゾート地で両親だけを呼んで式を挙げるリゾ婚もありますが、小さくても親族をよんで式と披露宴をやって欲しいと思います。
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