ヤギ絡みの知り合いの方のブログで、「ひょうごの在来種保存会」主催のこの見学会を知って、参加させて頂きました。
「ひょうごの在来種保存会」の代表者の山根さんの人脈でジーンバンクの船越さんの講習が実現したそうです。
広島県農業ジーンバンクでは、17000~18000種類の種の増殖・保存を行っておられ、「遺伝資源は使われないと意味が無い」がポリシーだそうです。
アブラナ科とウリ類の採種や交雑しない採種の方法について、講義と現場見学をさせて頂きました。
また、F1種の問題や固定種の交雑について、また健全な種取や種の保存のための注意点についても教えて頂きました。
お話の中で、広島県ジーンバンクでは広島県内の方に「広島お宝野菜」として種の配布を行っておられ、その条件として採種した種を一部返却してもらっているのですが、発芽テストをパスできる種はなかなか返ってこないと云われていました。そこで、採取される方に成熟した種が採れる採種方法をもっと知ってもらいたいと云うことでした。特に有機農業は農薬を使わないので病害虫の対策も含めてもっと努力が必要なようです。
健全な成熟した種を取るためには、まず強い株を作ること、そして交配日を記録して種が出来るまで待って摘果し、さらに後熟期間をおいて種をとることが必要だということです。
今回聞いたなかで、固定種とは「似たもの同士の集まり」というのと、結実はしても結果(種)するとは限らないというのが、新鮮でした。
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