「天然農薬」と言う言葉を聞きました。植物が害虫から身を守るために内部に増殖させる農薬成分だそうです。農薬を使う理由の一つとして農産物の虫食いの減らすためというものがありますが、天然農薬を考えればどちらが安全なのか分かりません。
人工農薬は農産物に残留する量が規制されているので、消費者から見れば農薬を使っている農産物であっても、ある意味危険ではないことになります。天然農薬の毒性・発がん性がどの程度なのか分かりませんが、残留農薬よりも多いようです。
ただし、この議論も科学物質単体の量での話しなので、すぐさまある成分が多いから危険と判断することは出来ません。また、農業従事者としての意見としては、人工農薬は残留量は制限されて少なくなっていますが、散布する際に肌に付着したり吸い込んだりした場合の毒性は高く、農家の方の健康を阻害していることは確かです。
◇参考までに
農薬の話 基礎編
エームズ・ショック
日本人の天然信仰や清潔信仰が元になっているとは思いますが、マスコミの取り上げ方が一般市民の考え方に大きく影響していること確かなので、出来るため自分で調べて判断するようにして欲しいと思います。
同じく「自然農薬」についても注意が必要です。
◇こちらもご参考までに
自然農薬・防除トラップ
天然なら安全か 木酢液を例にして 無農薬栽培の危険性
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