製菓専門学校で何度も耳にした言葉は「しっかりと人脈を作ること」、生徒同士もそうですが、先生や先輩との人脈がこれからの職人人生の大きな財産になるということを聞きました。それから、きちんと整理したノートを作ることだそうです。
それから「東大合格生のノートはかならず美しい」という本がありますが、料理でもせっかく教えてもらえることなので、それを自分のレシピとして材料、手順などをデジカメの写真も入れて先生のノウハウが全部入った自分用のレシピ本が出来上がり、それが財産になるそうです。そして、絶対に書いて残していないとわからなくなるとも・・・。
シュガーアートのお城の前では、お菓子作りは化学だというお話をしていただきました。砂糖の精製度合いによって性質が異なり、使う場面によって、それに合った性質の砂糖を使うのだそうです。「砂糖=甘くするもの」程度の認識しかありませんでしたが、お菓子の奥深さを教えてもらいました。
心配して「息子にちゃんと出来ますかねぇ」なんて聞いたら、「お父さんが子離れ出来ていないようですね」と言われてしまいました。でも親って、そんなもんですよね。
また、次の日にお会いした家具会社の社長さんとも、人と人の出会いの面白さや繋がりの大切さについて話が弾みました。それから、無垢の一枚板について聞いたところ「これは自然が作ったもので、家具屋として何の技も無いので面白くない」と言われていました。無垢板の割れに違う色の木で楔を入れているのは、ポイントとしてワザと入れているそうです。そして、これからの時代、良いものきちんと作れる技術を持っている人が勝ちだと言われていました。
この2日間で分野の違うお二人ですが、話の内容の共通することが多いのに驚きました。分野が違っても職人の世界という意味で共通するものがありますね
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